相続と遺産分割の違いとは?

相続について

相続でよく使われる遺産分割という言葉があります。
相続と遺産分割は何が違うのでしょうか。

その違いについて見ていきましょう。

相続とは?

相続とは、人が死亡したときに、その人の財産などを相続人が引き継ぐことをいいます。

相続には主に被相続人と相続人が登場します。
被相続人とは亡くなった人のことをいい、相続人とは、相続を受ける人のことをいいます。
例えば、父親と母親、子供の3人家族の場合で、父親が亡くなると、父親が被相続人、母親と子供が相続人となります。

遺産は被相続人の死亡時の財産のことをいいます。
預貯金や現金、貴重品、不動産といったプラスの財産だけでなく、借金などのマイナスの財産も引き継ぐことになります。

遺産分割とは

遺産分割とは、文字通り、遺産を分割することをいいます。

相続人が1人の場合、その人が全てを相続することになりますが、相続人が複数いた場合は遺産を分けることになります。この遺産を分配することを遺産分割といい、相続人全員が話し合いで決めることになります。そして、遺産の分け方などを話し合うことを遺産分割協議といい、そのまとまった事項を書面にしたものを遺産分割協議書といいます。
遺言書で遺産分割について指定がある場合は、原則として、その内容に従うことになります。

相続と遺産分割の違い

相続と遺産分割の違いについては似ているところもありますが、相続は「遺産を引き継ぐこと」、遺産分割は「遺産を分配すること」という認識で良いかと思います。

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